クマ取り
クマ取り治療について
目の下の「クマ」は、見た目年齢や印象を大きく左右する重要な要素です。特に下眼瞼の影やふくらみは、疲れて見える・不健康そうに見えるといったマイナスイメージにつながることが多く、メイクでは十分に隠しきれない場合も少なくありません。クマの主な原因は、加齢や遺伝的要因による眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出、下眼瞼の皮膚や支持組織の弛緩、さらには頬部との境界にある「眼窩縁(がんかえん)」の段差による影です。
化粧品やマッサージでは改善が難しいこの構造的な問題に対して、医学的かつ根本的な改善を可能にするのが外科的クマ取り治療です。当院では患者様それぞれの解剖学的特徴を精密に評価し、最も適した術式を選択することで、自然で若々しい目元の再構築を実現しています。
クマは大きく分けて以下の4種類に分類されます。
- 青クマ
皮膚が薄く、下の血管が透けて見えることで生じる。
- 茶クマ
色素沈着や皮膚のくすみにより発生。
- 黒クマ(影クマ)
眼窩脂肪の突出や皮膚のたるみにより影ができて見える。
- 赤クマ
脂肪の突出によって眼輪筋が透けて見える。
外科的治療の対象となるのは主に「赤・黒クマ」であり、とくに眼窩脂肪の膨らみが原因となっているケースです。当院では、脂肪を単純に取り除く下眼瞼脱脂法から、脂肪を移動させて段差を改善するハムラ法・裏ハムラ法、さらには脂肪注入を併用する方法まで、複数のアプローチを組み合わせて対応しています。
下眼瞼脱脂法
(スタンダードなクマ取り)
治療概要
下眼瞼脱脂法は、突出した眼窩脂肪の過剰部分を適量取り除くことで、目の下のふくらみを解消し、影を改善する方法です。脂肪の突出が主因となっている軽度〜中等度のクマに有効であり、皮膚切開を伴わずに施術可能なため、ダウンタイムが比較的短いのが特徴です。
手術はまぶたの裏側(結膜側)に小切開を加えてアプローチし、余分な脂肪を除去します。皮膚表面に傷を残さないため、外見上のダメージはほとんどなく、術後の腫れや内出血も最小限に抑えられます。また、除去する脂肪量を精密にコントロールすることで、自然で若々しい仕上がりを実現できます。
医学的な詳細
眼窩脂肪は、眼球を保護するクッションの役割を持つ脂肪組織で、加齢とともに眼窩隔膜(がんかかくまく)と呼ばれる支持構造が緩み、前方に突出してきます。これがいわゆる「目の下のふくらみ」として現れ、黒クマの原因になります。
下眼瞼脱脂では、この突出した脂肪を除去することで、眼窩縁の段差をなだらかにし、影を軽減します。ただし、脂肪を過剰に除去すると逆に凹みが生じるリスクがあるため、患者様の骨格・脂肪量・皮膚の厚みを総合的に評価した上で、慎重に脂肪量を決定します。
適応症例
- 下まぶたのふくらみが主な原因の軽度〜中等度の黒クマ
- 皮膚のたるみが比較的少ない方
- 比較的若年層(20〜40代前半)の患者様に多く適応
施術の特徴
- 施術時間:約30分
- 麻酔:局所麻酔(必要に応じて静脈麻酔併用)
- 傷跡:皮膚表面になし(結膜側のみ)
- ダウンタイム:3〜7日程度(腫れ・内出血)
- 効果の持続:半永久的(加齢変化による再発の可能性はあり)
リスクと注意点
- 腫れ・内出血(通常1〜2週間で改善)
- 左右差
- 脂肪除去不足または過剰除去による影響(再発や凹み)
- 感染や血腫(稀だが注意が必要)
下眼瞼脱脂+脂肪注入
治療概要
下眼瞼脱脂のみでは改善しきれない「脂肪除去後の凹み」や「眼窩縁と頬部の段差」を同時に解消するために行われるのが、下眼瞼脱脂+脂肪注入です。
まぶたの裏側から余分な眼窩脂肪を取り除いた後、患者様ご自身の太ももや腹部から採取した脂肪を精製し、目の下のくぼみや段差に注入します。これにより、ふくらみと凹みを同時に改善し、より立体的で若々しい目元を再現することが可能です。
医学的な詳細
加齢により眼窩脂肪が突出する一方で、頬部(特にミッドチークエリア)の皮下脂肪や靭帯支持構造が萎縮・下垂し、目の下との境界に「段差(ティアトラフ変形)」が形成されます。この段差が影を強調し、強いクマや疲労感の原因になります。
単純な脱脂術のみでは、脂肪を取り除いた部分が凹んでしまい、かえって老けた印象になることもあります。そこで、脂肪注入を併用することで、眼窩縁〜頬部にかけてのラインを滑らかに修正し、自然な若返りを図ります。脂肪注入は自己組織を用いるためアレルギーの心配がなく、定着した脂肪は半永久的に効果を発揮します。
適応症例
- 脂肪の突出と同時に凹み・段差があるケース
- 30〜50代で、目の下〜頬にかけてのボリューム不足を伴う方
- 単純な脱脂では不十分と診断された方
- ナチュラルな若返りを希望される方
施術の特徴
- 施術時間:約60〜90分
- 麻酔:局所麻酔+静脈麻酔
- 傷跡:皮膚表面なし(脱脂は結膜側、脂肪採取部は小切開)
- ダウンタイム:7〜14日(脂肪採取部の内出血・腫れも含む)
- 効果の持続:半永久的(脂肪の一部は吸収されるが、残存した脂肪は長期維持)
リスクと注意点
- 脂肪の生着率は個人差あり(平均50%程度)
- 吸収による左右差や再注入が必要な場合もあり
- 脂肪採取部位の腫れ・内出血
- しこりや石灰化(稀)
ハムラ法
治療概要
ハムラ法は、下眼瞼の皮膚または結膜を切開して眼窩脂肪を取り除くのではなく、脂肪を下方に移動させることで段差を解消する術式です。
脂肪を活用して凹んだ部分を埋めるため、脱脂のみでは得られない自然な仕上がりと持続性を得ることができます。
医学的な詳細
黒クマの原因は「脂肪の突出」と「頬部のボリューム不足」の組み合わせであることが多く、単純に脂肪を除去するだけではかえって凹みが悪化するリスクがあります。
ハムラ法では、眼窩脂肪を温存したまま眼窩下縁の骨膜下スペースに再配置し、段差を解消します。これにより、下眼瞼から頬部にかけての移行が滑らかになり、目元全体の整います。
適応症例
- 中等度〜重度の黒クマ
- 頬部の萎縮や加齢による段差が強い方
- 長期的な効果を重視する方
施術の特徴
- 施術時間:約90分
- 麻酔:局所麻酔+静脈麻酔
- 傷跡:皮膚切開(まつ毛下)または結膜側
- ダウンタイム:2週間前後
- 効果:半永久的(脂肪を温存するため加齢変化にも強い)
リスクと注意点
- 一時的な知覚鈍麻
- 皮膚切開の場合、わずかな瘢痕リスク
- 左右差や脂肪の不均一配置
裏ハムラ法
治療概要
裏ハムラ法は、皮膚切開を伴わず、まぶたの裏側(結膜側)からアプローチして脂肪を再配置する術式です。皮膚に傷を作らないため、外見上のダメージが少なく、より自然で目立たない仕上がりが可能です。
医学的な詳細
裏ハムラ法では、結膜側を数ミリ切開し、突出した脂肪を眼窩下縁の骨膜下に広げるように移動固定します。皮膚に余剰が少なく、主に脂肪の突出が原因である患者様に最適です。従来のハムラ法と同等の効果を得ながら、皮膚への負担を減らせる点で非常に優れています。
適応症例
- 脂肪突出が主体の中等度〜重度の黒クマ
- 皮膚の余りが少ない比較的若い患者様
- 傷跡を絶対に残したくない方
施術の特徴
- 施術時間:約60〜90分
- 麻酔:局所麻酔+静脈麻酔
- 傷跡:皮膚表面なし
- ダウンタイム:7〜10日程度
- 効果:半永久的
リスクと注意点
- 高度な技術を要するため、医師の経験が重要
- 左右差や脂肪の固定位置のずれ
- まれに再施術が必要
治療メニューと料金
オプション:脂肪注入併用
脂肪注入は単独でも行えますが、脱脂術やハムラ法と組み合わせることでより高い効果を発揮します。
特に「脂肪除去だけでは不十分」「ボリューム不足が強い」と診断された場合に推奨され、自然で若々しい仕上がりを補完します。
よくある質問(FAQ)
- Q. クマ取りの効果はどのくらい持続しますか?
- A. 基本的に半永久的です。ただし加齢により新たな脂肪突出や皮膚のたるみが出る可能性はあります。
- Q. 仕事はいつから復帰できますか?
- A. 軽度の脱脂なら3〜5日、ハムラ法や脂肪注入併用では7〜14日程度で社会復帰が可能です。
- Q. 痛みはありますか?
- A. 局所麻酔や静脈麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんどありません。術後は軽度の腫れや違和感が数日続く場合があります。
- Q. 再発のリスクはありますか?
- A. 適切に脂肪を除去・移動した場合、再発はほとんどありません。ただし加齢により新しい変化が生じることはあります。
- Q. 脂肪注入はどのくらい定着しますか?
- A. 個人差はありますが、約50%が長期的に定着します。必要に応じて再注入を行うことで安定した結果が得られます。
Access アクセス
- 医院名
- 広島本通り美容クリニック
- 住所
- 〒730-0032
広島県広島市中区立町2−4
サンタックビル 3F - 電車
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- 広島電鉄「立町」電停から徒歩約1分。
本通りや八丁堀エリアからも徒歩圏内で、アクセスも便利です。 - JR「広島駅」からは広島電鉄にて約10分、「立町」で下車してください。
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- 車
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お車でお越しの際は、近隣のコインパーキング(サンタックビル周辺、本通り・八丁堀エリア)をご利用ください。

